MDR-CD900ST バランス化

MDR-CD900STとは?

★スタジオモニターに特化したヘッドホン★

特長と仕様

■原音をそのまま再現する音質、研ぎ澄まされた輪郭と音像。1989年の発売以来、数多くのレコーディングスタジオで愛用されている。
■ 原音イメージそのままのどこまでもピュアな音質
レコーディングスタジオやポストプロダクション、放送局など、プロの世界で求められるクオリティと耐久性を徹底的に追求し、独自に開発したドライバーユニットを採用
■ モニタリングに適した分解能
・独自開発のドライバーユニット採用により、モニタリングに必要な分解能(検知限界)も大幅に向上。音の輪郭から定位、エコーの拡がり感などの微妙な違いをつぶさに再現
■ あらゆるスタジオユースに対応
・耐入力(最大入力:1000mW)やフレーム・カバーの強化により、音のクオリティを重視するとともに、レコーディングスタジオや放送局などでの使用に耐えうる耐久性・安定性を実現
<仕様>
■ インピーダンス:63Ω
■ 最大入力:1000mW
■ 再生周波数帯域:5~30,000Hz
■ 感度:106dB

長所と短所

上記にて、公式のスペックをご紹介しました。
私の使用歴は10年ほどです。

長所
当然、スタジオモニターで調整するためのものですので、音に癖などがあってはいけません。私が気に入ってるところは”低音が締まって出る”ことです。
ベースの立ち上がりもわかりやすいし、他の帯域を邪魔しないのです。
この部分は他のヘッドホンにはあまりありません。
業務用なので、価格も高くありませんし、ユニットからバンド、イヤーパッドもすべて独立して手に入るので、メンテナンスも容易です。
ちなみにこちらのお店で簡単に手に入ります。

サウンドハウス様
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/71065/

短所
 CCAWボイスコイルの癖なのか、中域がやや強めであること、要は音源によって籠ったように聞こえるわけです。このボイスコイルの音はこの傾向が強いです。しかし、このヘッドホンでは音源を出すものよっても変わってくることがわかり、このヘッドホンはアンプや音源の変化に非常に敏感であると気づきました。
 音像はわかりやすいのですが、音場(音の広がり)はなく耳の近くでがしゃがしゃしている印象がありました。
これは、左チャンネルから右チャンネルを共通で取り出していることが原因で、クロストークが生まれてしまいます。つまりLRの音が完全に独立していないので、モヤモヤした音、音場が狭くなっているというものです。

これについては以下のサイトを参照してください。非常に興味深いです。
https://umbrella-company.jp/buzz/Sony-mdr-cd900st_mod.html

というわけで、左右の分離を行い、ケーブルもいろいろ変えたり弄っていました。

意外と簡単?バランス化の方法

さて、今回ですが、NW-WM-1Aを手に入れましたので、バランス化してみようと思いました。以下の通りになります。私の場合、クロストーク解決のため右側は穴をあけていたので、この作業自体は簡単でした。
メスの3.5mmを埋め込んだりする場合は、L側の穴が開いているハウジングが売っておりますので、それを使えばいいです。

■ヘッドホン側

写真の通り、片側ずつホットコールドをはんだ付けしていきます。
オリジナル配線の画像はありませんが、上記のリンク先にありますので
ご参照ください、この場合、右チャンネルへの渡しなどはいりませんので
上のように配線すれば問題ありません。以下のようになります。
わかりやすいように、ホット側を黄色、コールド側を青としました。
これでプラグ側もやりやすくなります。

プラグ側

オヤイデの4極プラグの例

プラグ側は4.4極のバランスプラグを使います。ウォークマンはこの型を採用しており、JEITA規格です。上の図は配線図です。グランドは使わなくて大丈夫です。+-だけつければ使えます。挿し口とはんだ付けの場所が違う場合がありますから、お使いになるプラグの説明書をご覧ください。

コツについて
・予備ハンダをプラグにつける
・プラグ側は先に剥かないで、長さを計りながら、すべての線の長さが違う、剥きは1mm
・R-は先端部分にはんだを伸ばしてつける。乗せる部分は狭いので、使っていると外れる。
・後のところは乗せる部分が広いので、芯線をなるべく短くするとしっかりつく
・線は細めで、ハンダもあまりつけない

完成

使用したケーブルはSIR TONEの内部配線材です。この太さはちょうどよかったです。
音質についても、過去最高です。なのにですよ2mで450円!破格です。
バランス化によって、狭かった音場は拡大し、全体的な解像感も向上しています。毎日の通勤が少しハッピーになります。