AVアンプの比較と選び方②

Marantz(マランツ)

概要:1953年にアメリカで創設された。電気技術者のソウル・バーナード・マランツが「マランツ・カンパニー」を設立し事業化したのが始まり。
現在はD&Mホールディングスの傘下にて事業を継続している。

特長:AVアンプに関しては、ラインナップは多くないが、エントリークラスで省スペースなNRシリーズが好調である。中高級価格帯もセパレートモデル、一体型の3種類である。
 プリメインアンプやCDプレーヤーのラインナップは多い。音の特長として高域の伸びがあげられる、デノンは低音寄りであるが(現在はフラット基調)マランツは響きがきれいに聴こえる。
 AVアンプのGUIはデノンとほぼ同じ、接続の仕方のサポート項目まであり、写真と絵を使用しており、わかりやすいメニュー構成になっている。
DSPの種類などは多くないが、省スペースなNRシリーズは音質と使い勝手、設置環境に左右されないので、非常にオススメです。

マランツ省スペース型のAVアンプ

オンキヨー&パイオニア

要:協業状態にある2社だが、オンキヨーはパイオニアを含め、オーディオ事業をサウンドユイナイテッド社に譲渡している、この会社はD&Mホールディングスも傘下に入れている。2社ともオーディオ市場を牽引してきた会社であるが昨今の市場の意落ち込みが原因となり、オンキヨーについては事実上ブランドを残しつつも、製造を移管する。

参考:https://www.sankei.com/economy/news/190527/ecn1905270006-n1.html

使用していた機材:TX-SA603 2008年ころ
特長:オンキヨーはAVアンプやスピーカー事業で隆盛を保った。THX対応のAVアンプやスピーカーなどを市場に投入し、フラグシップモデルも好評であった。重みのある低音と実在感、いち早く音声規格に対応する技術力をもっている。
 自分が使っていたTX-SA603は、ロスレスオーディオに対応した初期のアンプだった。アクション映画にぴったりな重厚感のある音質であったが、全体的に抜けがあまりよくないように感じた、GUIもすべて英語で無機質であり、あまり使いやすくない。

使用していた機材:VSA-1020 2010年ころ
パイオニアはオーディオ事業において歴史を持っており、特にレーザーディスク、DVD、今日のブルーレイなどディスクドライブの精度は国内トップクラスである。
 最近のAVアンプはクラスDを採用し、ESS DACを取り入れ、非常に高解像度でキレのある音質である、以前使用していたのは、エントリークラスではあるが、個人的には若干聞き疲れしてしまうのが難点で手放してしまった。

オンキヨーのAVアンプ
パイオニアの AVアンプ

SONY(ソニー)

オーディオ事業では、ウォークマンを初め、数々の名機を世に放っている。CDやブルーレイなどディスクメディアの規格策定に大きくかかわっていることを鑑みてもその功績は大きい。定年退職されてしまったが、長年ソニーの音の番人であった主幹技師の金井隆氏が設計をしていたESモデルという普及価格帯ではないハイグレードな位置づけの製品が真骨頂である。
現在、AVアンプでは、エントリークラスの製品しかラインナップがないが、PS3が出たころ、10年ほど前にはHDMIの普及とともに、TA-DA3200ESや7000ESが世に出た。3200ESは15万円程度とESにしては価格が安かったが、その音は解像度が高く、空間の再現力も抜群で、下手なステレオアンプより音がよく音楽ソースと非常に相性がよかった。現在のは試聴していないのでわからないが、音質傾向としては、映画よりも音楽向きである。

TA-DA3200ES

まとめ

使い勝手、音質、ラインナップ、スピーカーとの親和性のバランスで、まず間違いないのはヤマハの製品、その次にデノン・マランツ。マランツの省スペース型のAVアンプに関してはかなり好評。音質に関しては、DSPは強くないものの、入力信号を忠実に再現しようとする思想で作っていること、実際の製品も音の質感をしっかり再現する力があるが、使いやすさに関しては、少しヤマハに劣る。自身は音質重視の結果デノンユーザーとなったが、ヤマハはのアベンタージュを7年使っていた。過去にオンキヨー、パイオニア、ソニーとAVアンプを取り換えまくっていた時期があった。

ヤマハが特筆して決定的なのは、GUIが非常にわかりやすい、スピーカーを選ばず印象が変わらないように鳴らしてくれる、癖が少ない。ここに尽きる。迷っているならば、ヤマハがおすすめです。

1位 ヤマハ
2位 デノン・マランツ
3位 パイオニア