ホームシアターの基本 プロジェクタ 

概要

 スクリーンや白壁を用いて、大画面を実現するための機器です。モニタと違い、ランプ時間が短いため、常用には適していませんが、大学の講堂、会議室など大きな部屋向けの映像機器です。個人宅においても、ホームシアターで使われることがあります。
 プロジェクタについては、ビジネスと家庭用がありますが、家庭用にフォーカスを当てます。業務用モデルとの違いとしては、明るさの違い、制御用端子がある、業務用の映像伝送に対応している(HDBase-T)ということが大きく違います。

ポイントは以下の4つ

■ルーメン
上の仕様では、有効収束とあります。
 画面の明るさを表していますが、組み合わせるスクリーンによって体感する明るさは変わります。スクリーンにもゲインや生地の種類によって映像の癖や得意不得意があります。一般には、2000ルーメンを基準としてください。昼間カーテンを閉め切った程度で見えるくらいです。ビジネス用と異なり、暗い部屋で見ることを想定しているので、あまり明るさの強いモデルはありません。

■入力対応解像度とパネル解像度
・入力対応解像度・・・入力信号として認識できる解像度
・パネル解像度・・・そのプロジェクタが映像を出力する際の解像度、つまり最も得意とする解像度です。

パネル解像度上記製品の例:1920×1080のパネル3枚ですので、4Kが入力されても、プロジェクタ内の処理では1920×1080に変換して出力するため、若干の劣化が発生します。メーカーの工夫で情報を欠損しないようにしていますが、あくまで変換式です。しかし、4Kをダイレクトで処理できるパネルを搭載したプロジェクタはまだ高価です。

 画面が大きくなると、解像度(映像を構成するドットの数)が低い(数字が小さい)ほど粗く見えてしまいます。現在では、ブルーレイソフトや地上波テレビに代表されるフルハイビジョン(1920×1080)が主流ですが、最近では4K(3840×2160)の縦横で4倍の情報量を持つ映像のコンテンツも増えています。民放局もBSにて4K放送を開始しました。環境番組や紀行番組、映画、スポーツなどが地上波に比べて大変きれいに、迫力ある映像で見ることができます。

目安として
スクリーンが60インチ⇒80インチであれば、フルハイビジョン
100インチ以上あれば、4Kを選択することも視野にいれましょう。
最近ではリーズナブルなモデルでも4K対応がありますので、予算に見合えば
率先して選択しましょう。

■接続端子の種別
 現在では、圧倒的にHDMIの搭載が当然になっていますので、現行品であれば心配はないと思いますが、4K対応機での注意点は、HDMIが2つあるが、その中の一つしか4K信号に対応していないという機種がありますので、ご自身の用途に合わせて仕様書を確認してください。下の写真の通り、現行機種はアナログ入力がなくなっています。

■HDCP 2.2の対応状況
 これは、最新の著作権保護技術です。身近なものでは、UHD BD(4K映像を収録したブルーレイ)やネット動画、BSの4K放送をHDMIで伝送するときに必須で、対応機器でない場合は、映像が出ません。必ず仕様書で対応していることを確認しましょう。上記仕様書では2つのHDMI入力ともにHDCP 2.2に対応しているとあります。ご検討の製品の仕様書を確認しましょう、製品のポートに印字されてるものもあります。

まとめ

家庭用プロジェクターの選び方でしたが、メーカーの特長は以下の通りです。
・廉価モデルを備えるメーカー
EPSON
BENQ
・高価格帯
SONY
JVC(ビクター)
 パナソニックもかつては、フルハイビジョンプロジェクターを出していましたが、ホーム用は撤退したようで、現在はエプソン(EPSON)とソニー(SONY)の2大巨頭です。JVCは定評がありますが、価格帯がやや高価です。
 海外メーカーでは、台湾に本社を置くBenQ(ベンキュー)が台頭しており、価格も安く、ハイスペックで人気があります。