ホームシアターの基本 イントロダクション・スピーカー編➀

スピーカーの選び方

目 次
1.スピーカーの選び方
2.AVアンプの選び方
3.スピーカー設置と音質調整の仕方
4.音調整におすすめのソフト
5.プロジェクタ/テレビの選び方

ホームシアターで作品への没入感や臨場感を表現する要素は音の部分です。音に関しては、好みもありますが、私が今まで色々なスピーカーや設置方法など、試してきたことをもとに、ポイントを説明したいと思います。

概要

これは基本的に、ステレオ再生時の選び方と同じです。サラウンドシステムに合うスピーカーというものは特別にはありませんが、各メーカよりシアター用途のスピーカーはあります。一般的に5.1チャンネルを実現するのであれば、前方の3本、後方2本、低域専用1本が基本となります。音声の配分からすれば前方3本が要になります。これは通常のステレオと中央(セリフなど)用のチャンネルです。後方はほとんどがSEで、ドラマ作品などでは鳴ることが少ないので出番はすくないです。低域専用は地震や爆発の迫力などを高める音声だけでなく、各スピーカーの低音の再生範囲に応じて、足りない部分を受け持つ役割があります。

予算配分

前方3本を5割、後方2割、低域専用3割とすることをお勧めいたします。前方3本は同一スピーカーであることが絶対条件です。音のつながりと音色が一番大事だからです。3本と言っておりますが、センターチャンネルは、設置される状況、お部屋の広さによって割愛しても構いません、下手に設置するくらいなら無いほうが好ましくなります。電気的に言えば、前方の2本にセンターチャンネルが振り分けられてしまうので、負荷がかかり、実際に収録されている音声を幾分かスポイルしてしまうというと言われていますが、正直、私はセンターレスで使用していますが、全く問題ありません。

シアターセット用に5本セットになったものもありますが、センターチャンネル用はモニタ付近に置くことを想定しているため、横置き用になっているものがほとんどです。しかし、横置きになりますと他のスピーカーが縦置きが多いにもかかわらず、音の放射が変わるため、音色が合わないと感じてしまいます。ですのでセンターチャンネル用のスピーカーを単独で使うことはやめましょう。

サブ・ウーファーに関しても、低音がボンボン出ればいいというものではなく、あくまで前方スピーカーの低音をさりげなく豊かにするものと捉えましょう。ですので、前方スピーカーと音色が近いものでないと、音のつながりが悪くなっていしまい、集中できなくなります。必ずメーカーは揃えましょう。密閉型、バスレフ型共に音の出方が違いますので、前方スピーカーと合わせましょう。異なる場合、必ず違和感があります。

前方スピーカー設置例(私の場合は2本設置です)

スピーカーの選択基準

  • バスレフ型と密閉型は混在しない
  • マルチウェイ型、同軸型、フルレンジ型は混在しない
  • サブ・ウーファー(低域専用)は前方3本と同じメーカーにする
  • 前方3本はウーファー口径10cm以上で、低域再生周波数はスペック上で45Hz以下を再生できるもの、後方は80Hz以下を再生できるもの、サブ・ウーファー(低域専用)は20cm以上の口径で、 低域再生周波数はスペック上30Hz以下を再生できるものを選ぶ

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