【レビュー】HT-X8500

遂にサウンドバーを導入!!選び方のコツ

 サウンドバーは、主にテレビの前や下に置くスピーカーである。主にテレビのスピーカーでは物足りないところ補うのが一番の目的。スピーカーという箱も重要な製品でありながら、横長で細く、箱も奥行きもあまりない形が特徴である。ユニットが小さいため、音の癖があるもの、低音などで箱なりがしてしまう機器もある中で、今回、試聴の中で価格とのバランスが良かった、ソニーのHT-X8500を我が家のオーディオシステムの新たな仲間にすることにした。購入前に試聴している。しかし、この手の製品は設置状況によって音が簡単に変わってしまうので難しいところだが、聴くポイントを明確にしておくことが大切である。

①低音が他の帯域をマスクしていないか
②高域がきつくないか
③サウンドモード等による音質の変化(デフォルトも)
④入出力端子の種類
⑤ARC/e-ARCの対応

 高域がきつくないかはサウンドバーにとって特に問題になってくる。用途からして人の声を再生している時間が最も多いからである。人の声の周波数である500hz~4khzに人間は敏感なので、違和感が生じると聴き疲れをしてしまう。
試聴では音楽を再生するが音の癖の少ない楽曲を選ぶのがポイントだ。近年のコンプレッサー全開のJ-POPでは当てにならない。というわけで私の愛聴版は敬愛する矢沢永吉氏のRISING SUNである。カラッカラのアメリカンなサウンドを思わせるが、CBSソニースタジオでの録音でマスタリングも丁寧であり、ダイナミックレンジが非常に広い。スピーカーの素性を見るのに適していると感じたのは、少し前だったが、84~90年代の楽曲はかなり音質が良いので、ダウンロードしてもらえばファンとしては幸甚である。

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管理人宅での使用例

総評:テレビの音声の補強目的として充分

 実際のところ、音楽も聴いてる分には不満が湧いてこない。(オーケストラとかは無理)高域の癖も少ないし、低音はサブ・ウーファー内蔵を謳っているので、スカスカではない。テレビでHDMIのARCを利用し、バラエティー、ドラマ、ニュースを見てみたが、見違えるほど音が楽しい。 映画に移ろう、アマゾンプライムで新作のジョン・ウィック:パラベラムを試聴してみた。声、セリフは全く問題ないし、細かい所作の音などは良く再現できているが、やはりアクションシーンとなると物足りなさが出てくる。爆発は低音が沈みきらないのと、銃声の空気感の再現はいまひとつで、低音はおそらく150~200hz以下は厳しいと思われる。空気感に関してはサラウンドモードをONにすると、雰囲気が出て楽しめるのだが、長時間聞くと違和感が出るので使わないし、使えない。3.5万であることを考えたら、C/Pの高い製品である。

オススメ設定

リモコンのVERCHAL Sボタンを押すと音声モード切替えが可能です。
サウンドモードON 5種類から選択
ドルビーモード
DTS NEURAL Xモード
サウンドモードOFF

サウンドモード(VIRTUAL Sではない)は必ずONにしましょう。
モードはミュージックがおすすめです。高域がやや艶っぽいですが、
喋りやボーカルが聞き取りやすく、低音が締まっています。
※完全にOFFの状態だとつまらない音になる。


スピーカー本体は必ず浮かせましょう、明瞭感が減り、ボンボンした音になります

インシュレータで浮かせた設置

比較した製品

サウンドバーには、過度な期待をしていないが、妥協はしたくない。価格帯としては、ネット上で3万円台で売られている製品を狙った。サブ・ウーファーが別になっている製品は除外
①BOSE:SOLO 5
②DENON:DHT-216
③SONY:HT-S100F/200F

公式のスペック説明

・最新の音声フォーマット「ドルビーアトモス」「DTS:X」に対応
従来のチャンネルベースに音の位置情報や移動情報(オブジェクト情報)を加えた、最新の音声フォーマット「ドルビーアトモス」「DTS:X」に対応しました。前後左右を中心とした従来のサラウンド音場に対して、高さ方向の表現力を加えた3次元の立体音響技術により、全方位からの音に包みこまれるリアルな音響空間をお楽しみいただけます。

Vertical Surround Engine
ソニー独自のバーチャルサラウンド技術によりフロントスピーカーだけで高さ方向を加えたサラウンドサウンドを創出。トップスピーカーやイネーブルドスピーカーを置かずに3次元の立体音響を実現します。また、「ドルビーアトモス」「DTS:X」以外のコンテンツも臨場感のある音響空間を楽しむことが可能です。

S-FORCE FrontSurround PRO
ソニー独自の高精度なデジタル音場処理技術により、前方のスピーカーだけで仮想的にサラウンド音場を再現。後方にスピーカーを置く必要がなく、すっきりとしたレイアウトで豊かな臨場感を楽しめます。また、壁からの反射音を利用しないため、部屋の形状の影響を受けにくく良好なサラウンド再生を可能にします。

デジタルアンプ「S-Master(TM)」
スピーカーを駆動するアンプには、小型で電力効率に優れたソニー独自のデジタルアンプ「S-Master」を搭載。本体内での音質劣化を最小限に抑え、原音に忠実な再生を実現しています。テレビ音声をはじめ映画などの高品位なコンテンツを、迫力あるサラウンドで楽しめます。

デュアルサブウーファー搭載
本体中央にデュアルサブウーファーを搭載。コンパクトさと低音の迫力を両立させるため前面に配置し、また、ユニットを2個にすることでコンパクトながらパワフルな低音の再生を実現しました。

※再生周波数の情報なし

詳しくは https://www.sony.jp/home-theater/products/HT-X8500/

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ソニー HT-X8500 サウンドバー 2.1ch
価格:36639円(税込、送料別) (2020/9/8時点)

比較試聴の印象

BOSEのSOLO 5はHDMI端子がないので、使用する環境では注意が必要(テレビと連携が取れない)音質自体は悪くはないが、低音が強め、高域がややキンキンするので、音量を上げるとニュース番組等でも辛いかもしれない。サラウンド機能等もあまりない。店頭などでは実売3万円前半であり、3万と考えると、機能などからいって割高感すらある。ネットでは2万円台前半。

DENONのDHT-S216は価格が2.5万円前後と安い、低音はかなり出るが、中高域の再現がいまいちに感じた、ニュースなどでも声の籠りが気になると思う。サラウンド機能は未試聴、モードの変更で音質に変化があるかもしれないが、試していない。

SONYのHT-S100F/200F だが、スペックと見かけ上は差分は出力パワーと大きさ、価格は3万円を切るくらいで、音質はHT-X8500と似ているが、採用されたスピーカーの差かどうしても高域のキツさが気になってしまった。価格差を考えても、HT-X8500に軍配

まとめ

今回、ソニーを選んだが、選択の比重はもちろん音である。映画鑑賞時に過度な期待は禁物だが、派手目にしたい場合はサラウンドモードを使えばそれっぽくなるが、自分には違和感しかないので使わない。低音は左右ににポートがあることもあって、筐体のわりには出ている。箱なりも少なめ、実売3.5万円前後の製品群では優秀。広い目的で使うには少々荷が重いかもしれない。映画目的ならば、サブ・ウーファーが別途あるモデルをおすすめしたい。使用から半年たったが、不満もとくにありません。私もはまってます話題の半沢直樹での各演出者の熱量もテレビで聞くのとは大違いです。わ・か・り・ま・す・よ・ね!